よしとみ通信

お子さんのおちんちん相談


 

当クリニックは保育園の嘱託医のため、おちんちんについてご相談をいただくことがあります。
このため、今回は包茎について述べたいと思います。

仮性包茎と真性包茎との関係。
おちんちんを覆っている皮膚(包皮)の口元(包皮口)が狭く、どうやっても亀頭が出ないのを
真性包茎といいます。
一方、いつもは亀頭が包皮で覆われていても、包皮をおちんちんの根本に引っ張ると亀頭が出る(露出)
のを仮性包茎と言います。

みんな赤ちゃんのときはほとんど真性包茎で、包皮と亀頭とは癒着していることが多く、
成長とともに亀頭が露出するようになります。真性包茎とは固定されたものではありません
成長することにより陰茎の増大、包皮口の拡張や包皮の伸展が起こります。
これら成長による変化により包皮と亀頭の癒着がなくなることで
真性包茎は仮性包茎の状態に変化します

このように、なにもしなくてもほとんどのおちんちんは自然にむけて仮性包茎に変化します。
しかし、真性包茎のままでは亀頭部が露出せず恥垢がたまり、包皮内が清潔に保てません。

将来的に亀頭の露出は必要なため、包皮の翻転を赤ちゃんのおむつ交換の時
(大きくなると暴れてできません)から行い、亀頭を露出させる訓練を推奨される先生方がいます。
これは包皮口の拡張訓練と呼ばれています。

包皮口の拡張は必ずしも行う必要はありませんが、
おしっこの時に
(1)おちんちんの先端が風船のように膨らむ
(2)おしっこが出しにくい。
(3)おちんちんが赤く腫れて痛がり、膿が出てくることがある。

このようなことがあればご相談ください。 軟膏で包皮口の拡張を行います。

特に訴えなく成長しても、思春期すぎた頃には亀頭が露出するのか、
尋ね難い事とはおもいますが確認をしてください。
露出しなければ泌尿器科専門医を受診させてください。
真性包茎ですから治療は保険適応です。

おちんちんの洗浄。
おちんちんの洗浄にはいろんな意見があります。
きちんと亀頭が露出するまでむけていれば、せっけんで洗ってもいいとする意見もあります。
きちんとむけないおちんちんを石鹸で洗うと、のこったせっけんでかぶれることがありますので、
ぬるま湯での洗浄がよいと思います。