よしとみ通信

夜間頻尿 その2


今回は引き続いて夜間頻尿のお話です。
夜間頻尿の危険性 夜間排尿が2回以上の場合には生活の質を低下させるため、
多くの場合に治療の対象となります。
なかにはトイレに起きても、すぐ眠れるから別に困らないし、
歳をとればこんなもんだろうと言われる方もおられます。
夜、暗い中で高齢者がトイレに行くことは、転倒からの怪我や骨折の危険性が増します。
実際、夜間2回以上トイレに行く方は、1回以下の方に比べて死亡リスクが高く、
生命予後に関連が高いと報告されています。

診療は問診と排尿日誌から病状把握し、尿検査、腹部超音波検査などの
体に負担の少ない低侵襲性の検査を行います。
排尿日誌:1日の排尿回数、排尿時間、量、間隔、飲水量を記載するノートみたいなものです。
当院では来院時に差し上げて、記載して再診時に持参いただきます。

治療の実際 泌尿器科疾患
1.前立腺肥大症:尿道を広げておしっこをし易くするα1受容体遮断薬を使用します。
これでも頻尿が改善しなければ膀胱の緊張をとる抗コリン剤を併用したりします。

2.過活動膀胱:尿が膀胱にたまると刺激を感じ、おしっこが我慢できなくなるものです。
よくメディアで啓蒙されていますのでご存じの方も多いと思います。
治療は膀胱の緊張をとる抗コリン剤を使用します。

3.間質性膀胱炎:膀胱粘膜の異常で頻尿をきたします。
治療は抗アレルギー剤内服や膀胱を拡張する手術を行います。

次回は夜間頻尿を起こす内科疾患についてお話します。