よしとみ通信

夜間頻尿 その3


今回は夜間頻尿を起こす泌尿器科以外の疾患についてお話します。


生活習慣病:   夜間頻尿がきっかけで受診され、血圧測定や尿検査などから
                   夜間の多尿をきたす高血圧、 糖尿病などが発見されることがあります。

    夜間頻尿は睡眠を妨げますが、眠れないためのトイレも多いのです。
       これらの原因には、不眠症、睡眠時無呼吸症候群、周期性四肢麻痺障害、
       むずむず脚症候群、 うつ病などがあります。

  1. 睡眠時無呼吸症候群 : 睡眠中の呼吸が停止するため,脳が低酸素状態になり,不眠になる病気です。
                            十分な睡眠が得られないので、起きてなければならない時に急に眠くなり
                            大変危険で社会問題化している病気です。
                         若年性の頻尿には睡眠時無呼吸症候群が隠れていることがあります。
                        当院でも夜間頻尿の原因が睡眠時無呼吸と疑われた患者さんには、
                       簡易の睡眠時無呼吸症候群の検査を行い、異常あれば専門医にご紹介しています.
  2. うつ病:うつ病を疑う場合には、専門のアンケートを行います。必要があれば、専門医にご紹介いたします。
  3. 夜間の飲水過多: 脳や、心血管の梗塞予防に血液をサラサラにする目的として、                             過度の飲水が習慣になっている方がいらっしゃいます。
                       飲水量が増えれば、当然ながら尿回数も増加してしまいます。
                       高温多湿、発汗量の多い時は別ですが
                       梗塞予防に多量の飲水が有効であるとの根拠はないので、
    脱水でなければのどを潤すぐらいにしたほうがよいでしょう。

      これまでお話したように、夜間頻尿の危険性は高く、原因疾患も多種多様のため、
      原因を探りながら 適切な治療法を選択する必要があります。

              たかがおしっこと侮らず、 一度、泌尿器科を受診してみてください。

     3回に渡り長話に御付き合いくださり、ありがとうございました。