よしとみ通信

夜間頻尿と運動器障害(ロコモ)


寒くなり、布団から出たくない季節が到来しました。いかかがお過ごしでしょうか?
今回のよしとみ通信では、夜間頻尿と体の運動器についてお話したいと思います。
前回、夜間頻尿では転倒、骨折が増えて寝たきりになる可能性があり、生命予後が悪化するとお話しました。
具体的な数字では、夜間頻尿がある方は転倒、骨折の可能性が2倍程高くなると国内外で報告されています。

ただでさえ高齢の方は筋力、反応速度が低下しており、夜間の足元が暗い状態では、
ふだんでは問題にならない段差でも障害になりえます。
また、夜間頻尿があれば睡眠不足から、日中でもふらつき転倒しやすくなります。

夜間頻尿の患者さんで運動器(筋、骨、関節など)の障害を抱えた方は、
障害のない方に比べ、転倒、骨折の危険性が有意に増加すると報告があります。


当然ですがトイレに行くには、動かなければいけません。
早く移動できなければ、間に合わないこともあります。
間に合わないことを苦にして、おむつを使用し、 よけいに体を動かさなくなる悪循環があります。
このように、排尿については運動器の問題も避けられません。

夜間頻尿の原因を調べて治療するのも大事ですが、
加齢による運動器の衰えを予防することも、夜間頻尿治療にとって大事なことと考えます。
この運動器の障害についての問題はロコモと呼ばれ、メディアや自治体広報での露出が増えています。

次回はこのロコモについて、お話したいと思います。