診療案内

泌尿器科 泌尿器がん 外来包茎手術


泌尿器科

頻尿・失禁

日中8回以上、寝ている間に2回以上トイレに行くことを頻尿といいます。
頻尿の原因は様々あり。メディアでよくとり上げられる過活動膀胱、
尿の量自体が多い多尿症、膀胱炎・前立腺炎などの尿路感染症、尿路の腫瘍やがん、
心の問題に起因する心因性 などがあります。

過活動膀胱(OAB)

過活動膀胱は、急に我慢できないような尿意が起こる、トイレが近い、急にトイレに行きたくなり、我慢ができず尿が漏れてしまうことがある、などの症状を呈する病気のことです。
メディアでよく取り上げられおり、とても多くの方がこの病気で悩んでおられます。特に女性に多くみられる傾向があり、若い患者さんもいます。

過活動膀胱は命に係わる病気ではありませんが、家事や仕事の妨げとなるためQOL(生活の質)をひどく損なってしまいます。

原因は、加齢や脳や脊髄の障害などによる脳と膀胱・尿道の協調ができない神経因性による場合や女性の場合には加齢や出産によって、膀胱・子宮・尿道などを支えている骨盤底筋が不安定、脆弱となり 発症することがあります。また、原因が不明のものも少なくありません。

治療
  1. 薬物療法
    抗コリン薬などの膀胱の収縮する力を弱める薬による治療。
  2. 行動療法
    排尿を我慢して排尿間隔を長くする膀胱訓練や骨盤底筋体操など。
  3. 電気刺激治療・低周波治療器(ウロマスター)  当クリニックで治療できます。
    電気や磁気で刺激を与えて、骨盤底筋の収縮力を強化し膀胱や尿道の神経のはたらきを刺激、沈静させ調整する治療です。
    皮膚表面での不快感もなく、しかも副作用の無い、安全な治療法です。
尿失禁

尿失禁は大きく4つに分類できます。

  1. 切迫性尿失禁
    神経障害などにより、尿意を感じてからトイレに行くまでに、間に合わずに漏れてしまうタイプです。
  2. 腹圧性尿失禁
    出産や加齢により尿道括約筋が弱くなり、くしゃみをしたり、重いものを持ったりした時などのお腹に力が入った時に漏れてしまうタイプです。女性の4割ほどが悩まされていると言われています。
  3. 溢流性尿失禁
    前立腺肥大や尿道狭窄などによる尿路閉塞により、膀胱にたくさんの尿がたまり、それが腹圧で押し出され漏れてくるタイプです。
  4. 機能性尿失禁
    認知症や身体機能低下により漏れてくるタイプです。
女性に多い腹圧性尿失禁の治療法

治療は膀胱を緩め尿道の収縮を強める薬を服用します。
また、骨盤底筋体操やウロマスターも行うことがあります。
失禁が重症の場合は、外科治療(スリング手術)により尿道や膀胱を吊り上げたり、尿道の周囲にコラーゲンを注入する方法などがあります。

尿失禁は高齢の女性に多く、年のせいと諦めている方も多いと思いますが、失禁は過活動膀胱と同様に生活の質を悪化させますので、当院へお気軽にご相談ください。

泌尿器科がん

泌尿器科の悪性の腫瘍(がん)には腎臓がん、膀胱がん、前立腺がん、精巣悪性腫瘍などがあります。
がんは、早期発見が大事です。血のような赤い尿が出た、尿の出がどんどん悪くなる、腰が痛い、
微熱など気になる症状があればすぐに御相談下さい。

治療は御希望の医療機関へご紹介いたします。

腎臓がん

腎臓のがんで最も多いのが腎細胞がんです。50歳以上の男性に多く、早期には症状がほとんどなく、検診の腹部超音波検査や他の病気の検査中に偶然に見つかることがあります。進行すれば腰痛や血尿を認めます。この病気は手術が基本ですが、他の臓器に転移がある場合にはインターフェロンや分子標的薬などを用いた薬物治療が行われます。

膀胱がん

主に40歳以上の男性に多くみられ、痛みもないのに目に見える血尿で発症することがあります。症状がなくても、血尿に気づいたら、泌尿器科の検査が必要です。治療は初期であれば内視鏡を使って腫瘍を切除しますが、進行性であれば膀胱を摘出することもあります。

前立腺がん

前立腺がんは食生活の欧米化、生活習慣の変化で増加すると言われています。
また、症状だけでは前立腺肥大症と区別できず、特に初期には自覚症状がないことが多いため、
当クリニックでは50歳以上の方には簡単な採血による前立腺特異抗原 (PSA)検査を積極的に受けることを勧めています
前立腺がんの治療方法は進行具合、年齢、全身状態により手術、放射線療法、陽子線治療、ホルモン療法などを患者さん、ご家族と相談して決定します。 

当クリニックでは外来日帰りで前立腺針生検を行っています。
ご希望があれば、入院施設のある関連病院へご紹介いたします。

精巣悪性腫瘍(精巣がん)

精巣にできる腫瘍は悪性(がん)が多いのですが、はずかしさのため躊躇い、受診が遅くなることがあります。
精巣悪性腫瘍は急速に進行するために、受診が遅れると転移していることがあるため、なにより早期受診が重要です。
治療は手術と放射線治療や抗がん剤による療法が行われます。

結石

尿路結石

尿路内の結石は部位によって腎臓結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石に分類されます。尿路結石の多くは、シュウ酸カルシウムなどのカルシウムを主成分としています。尿路結石は再発ことが多いため、食事を含めた生活習慣改善の指導を行います。

症状

急に脇腹が痛くなる、真っ赤なおしっこが出る、頻尿、残尿感など。

治療

治療は自然に排石しない場合には、結石の部位、サイズなどにより衝撃波を用いた体外衝撃波結石破砕術(ESWL)や内視鏡を使った経尿道的尿管砕石術を行います。

鹿屋、鹿児島市内の関連病院へすぐにご紹介できます。

予防
  1. 飲水を心がける。
  2. アルコール、ジュースを控えましょう。
  3. シュウ酸の多い食物 ほうれん草、たけのこ、ナッツ類の食べ過ぎに注意しましょう。
  4. シュウ酸の多い食物はカルシュウムと摂取しましょう。

尿路感染症

膀胱炎

尿道から大腸菌などの腸内常在細菌である細菌が入り込んで膀胱粘膜に炎症を起こす病気です。自分の菌に感染することで、性病などのように他者から移されるものではありません。女性は男性に比べて尿道が短いため、菌が膀胱まで入りやすく、特に多く発症します。また、何度も繰り返すことも多い病気です。

治療は、抗生剤の内服と飲水が基本です。再発予防には水分摂取を日頃から心がけ、尿をたくさん出すようにすることと、尿を我慢しないようにすることが大切です。
膀胱炎を繰り返す方は膀胱結石、膀胱腫瘍、膀胱憩室などの膀胱の異常や抗生剤への耐性菌が存在することがありますので、当クリニックのような泌尿器科専門医の受診をお勧めします。

腎盂腎炎

尿路感染症で一番症状が強く、時には敗血症の原因となるのが急性腎盂腎炎です。38度以上の高熱、側腹部痛、全身倦怠感、食欲不振などが認められます。原因は大腸菌などの腸内常在細菌である細菌が外尿道口から膀胱へ侵入し腎盂にまで上行して炎症を引き起こします。
治療は原因が細菌感染であるため、安静と抗生剤治療です。
適切な抗菌薬の投与によりほとんどの場合は完治しますが、再発を繰り返す場合には尿路の基礎疾患の検索が必要になります。基礎疾患がある場合には再発を繰り返し、慢性化して腎機能が低下することがあるために注意が必要です。

加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)

男性の中にも男性ホルモンのテストステロンが減少することにより、女性の更年期障害のような不定愁訴を訴える人がいます。
近年メディアで男性更年期という表現で取り上げられ、徐々に認知度が高まってきています。

精神的症状として、睡眠障害、不安、いらだち、抑うつ症状などがあり、身体的症状には筋力低下、骨粗鬆症に伴う骨塩量の低下と骨折のリスク増加、内臓脂肪増加、性欲と勃起機能の減退などがあります。

診断には採血し、血液中の遊離テストステロンを測定し判断します。
治療は男性ホルモン補充するため、症状に合わせて2~3週間に1回筋肉注射を行います。

前立腺肥大症(前立腺の良性腫瘍)

前立腺は精液を作る臓器で、膀胱のすぐ下にあり、尿道を取り囲むようにして存在しています。
50歳を過ぎると前立腺は少しずつ大きくなっていきます。このため前立腺肥大症では大きくなった前立腺により尿道が圧迫されて尿の勢いが悪くなります。

治療は大きく分けて薬物療法と手術があります。患者さんの症状や全身状態にあった治療法を選択します。

性病(性行為感染症)

泌尿器科がよく取り扱う性病にはクラミジア・淋病・ヘルペスなどがあります。病気によって潜伏期や症状には差があり、症状がほとんどないようなこともあります。

性病は最近急激に増加しており、病原体に耐性株が増えて非常に治り難くくなっています。薬が治療の基本で、特定のパートナーがいる場合にはパートナーとともに治療を行います。特に症状がないが性病の可能性を心配されているという方は御相談下さい。

クラミジア感染症

近年増加傾向にある性行為感染症です。
症状には尿道からの排膿、尿道のかゆみ、排尿時の痛みなどがあります。
症状が強くないので、放置し慢性化することがあります。
女性でもおりものが増えるといった軽い症状のために放置され、将来的に不妊症や子宮外妊娠、流産の原因になることがあります。

淋病

1週間程度の潜伏期間ののち、灼熱感を伴う排尿痛、尿道口より黄色の排膿をもって発症します。放置すれば上行性に精管から精巣上体にまで感染し、精巣上体炎を併発することもあります。
男女ともに不妊症の原因になりえます。

ヘルペス

単純ヘルペスウイルスによる感染症です。亀頭、包皮、陰茎などに小さな赤い水泡できます。その後に水泡がつぶれ、小さな潰瘍ができます。
治療は抗ウイルス薬の内服と軟膏です。

包茎手術

外来包茎手術。

外来での包茎手術を行っています。
真性包茎は保険適応です。お気軽にご相談ください。